映画『旅猫リポート』感想・人間と猫の絆の物語



※ネタバレ含みます。ご注意ください※

映画『旅猫リポート』あらすじ

愛猫・ナナを手離さなければいけなくなった主人公・悟。
ナナの新しい飼い主を探しながら旅する1人の青年と1匹の猫のお話。
悟はナナを引き取ってくれそうな学生時代の友人を訪ねていく。
ナナは悟の友人に心を開こうとはしない。 そして、明かされていく悟の過去。
新しい飼い主が見つからないまま旅は最終目的地である悟の叔母のもとへ・・・。
1人と1匹の感動の物語です。

主なキャスト

宮脇悟(福士蒼汰)
主人公。心優しく穏やかな青年。猫好き。
愛猫・ナナを手離さなければいけなくなったため新しい飼い主を探すためにナナとともに旅に出る。

ナナ(声・高畑充希)
元野良猫。
交通事故にあったところを悟に助けてもらい、悟の猫になる。

杉千佳子(広瀬アリス)
悟の高校時代の同級生。
悟の初恋の相手。動物好き。

杉修介(大野拓朗)
悟の高校時代の同級生。
千佳子とは幼馴染で夫婦。

澤田幸介(山本涼介)
悟の小学校時代の同級生。
実家の写真館で働く。

香島法子(竹内結子)
悟の叔母。
両親を亡くした悟を引き取り悟の保護者となる。
猫は苦手だが、ナナを向かい入れる。

映画『旅猫リポート』みどころ

①ツンデレ猫のナナ
主人公の悟とともに旅をする猫のナナ。
元々野良猫だったからなのか人間にすぐになつくなどという可愛いことはしません。
しかし、心を許した相手には「デレ」な一面も見せます。
ツンデレ具合が憎たらしく感じつつも可愛い。

②不幸エピソード多すぎ
イケメンで心優しい青年・悟の過去は「こんなに不幸なこと続く!?」と思うくらいの過去です。
悲しい別れ、報われない思い、初めて知る自分の出生。
そして、病。
いろいろな経験を乗り越えての「今」だとしても不幸が多すぎます。

③感動と悲しみ
悟以外の誰の猫にもなるつもりがないナナが悟と離れなければならなくなった時に取った行動に思わず涙がこぼれます。

映画『旅猫リポート』感想

悲しいできごとがありつつも悟と愛猫・ナナの絆を感じられる温かいお話でした。
猫好きな方は観て損はないと思います。
ナナを演じているのは本物の猫なのですが、CGなのでは?というくらい自然な動きでした。
ナナは少し生意気な猫なので「感じ悪い」と受け取る方もいるかもしれませんが、私は「簡単に心を許さない」元野良猫らしさがあっていいなと思いました。
ただ、ナナの声だけは少し残念だなと感じます。

不幸エピソード多めで不治の病で泣ける要素多めです。
最後の別れは悲しいけれど、目の前にいなくても絆を感じられる描写が印象的でした。


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【つきしずく】2020年7月ブログ報告

f:id:yu-zu_ki:20200731221422j:plain 『つきしずく』7月も続けられました。
たまに難産なこともありますが、楽しいです。
さて、またまた1か月経過したということであれこれ振り返りです。

7月にやったこと

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週3記事更新

目標通り週3記事更新できました。
書く流れができてきて大変良かったと思います。
ただ、記事作成に時間がかかりすぎているのが難点かと。
まだまだ改善していく余地はあると思います。

アフィリエイト記事の書き方の勉強

いろんな方のブログ、YouTube、noteを拝見して勉強させていただきました。
みんなが同じことを言うわけではないので、自分で精査していく必要はあるかと思います。
成功している方々がおっしゃってることなので、どれを取り入れても間違いはないはずです。
あとは自分に合うかどうかを見極めていくことと忠実に自分のブロり入れていくことが大切なのではないかと思っています。

PV数と収益

月間PV数 293(先月比マイナス56)
1日10PV届かず。
日によってすごくバラバラで更新していない日のほうが多くの人に見てもらった感じがします。

収益 0
何も言うことはなく、これが現実です。
また頑張ります。

8月の目標

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週2記事以上更新

週3記事更新をやってきましたが、今月は週2記事を目標に。
9月に受ける予定の資格試験の勉強を優先して行いたいからです。
お盆休みもあるし、まとめて記事作成して更新もできるかなと思い2記事以上としました。

PV数600

7月に達成できなかった目標です。
記事更新数を減らす代わりにTwitterを始めようと思います。
今まで記事更新を優先して手が出せなかったのですが、そんなこと言っている場合ではないし、記事更新が減ったらますますPV減ると思うので。

収益3桁

これも7月達成できなかったのでそのまま。
現在、ブログ更新を楽しんでできているのであまりこだわりすぎてはいません。
でもやはり収益化をも目標に始めたことなので少しずつでも変化が欲しいと思う次第です。

セールスライティング習得

営業の仕事をしたことなんてない私が文章で人にモノを売ることは本当に難しいです。

「読んでもらえる文章とは?」
「購買意欲をかきたてる文章とは?」

常に考えています。
でも結局自分の中に答えはありません。
勉強してこなかったのですから当たり前ですよね。
だから、外からどんどん得ていこうと思います。

最後に

振り返りを誰かに見てもらう必要はあるのかと考えたのですが、続けていくモチベーションにつながるかなと思いこの記事を先月に続いて書いてみました。

楽しいだけでは収益化は難しいことをいろんな場面で感じました。
勉強不足です。

初心者はとにかく記事を書けと多くの方がおっしゃっています。
このままでいいのかと悩みましたが、とにかく50記事までは勉強しながら書き続けると決めました。 8月中には50記事に到達する予定です。
それからのことを考えつつ・・・
さて、8月も頑張って記事書いていきます。


↓↓ お世話になっています。

夏映画『サマータイムマシン・ブルース』感想・暑苦しくてキラキラした青春



※ネタバレ含みます。お気をつけください※


感想

夏の午後、暑い時間にぴったりの映画。
ドタバタの男子大学生5人に笑いつつ、上野樹里、真木よう子の初々しい可愛さを楽しみました。

観ている最中はSF研究会の5人が1人1人に特別な個性がなく、区別しにくいなと思っていました。
でも、リアルだったら似たような人間同士で集まるのはよくあることだからそれはそれでよかったのかもしれません。

タイムトラベルというメインのテーマはもちろん、ダラダラ野球をしたり、みんなで銭湯に行って大騒ぎ、好きな人をデートに誘うために映画のチケットを買いに行ったり羨ましい青春ばかりです。
思わず笑みがこぼれてしまいます。

またタイムトラベルで昨日に戻るだけという設定が新鮮だなと思いました。
リモコンが壊れてしまって困っているからそれを持ってきたいというとてもシンプルな理由。
でも本人たちにとってはとても切実な問題。
目の前にあることが今一番大事という若さを感じました。

最後の最後までしっかりと観てほしい作品です。

あらすじ

とある大学の夏休み。

「SF研究会」の学生たちは部室のクーラーのリモコンを壊してしまう。
あまりの暑さに学生たちはぐったり。

そこに突如知らない男が現れる。
学生たちの目の前から男が去ったあとに部室に残されていたのは見たことない機械。
それはタイムマシンだった。

昨日に戻り、リモコンを取ってこようとする学生たち。
しかし、タイムトラベルが面白くなった学生たちは、過去でふざけたことをばかりしてしまう。

そんななか、過去を変えると「今」が無くなってしまう可能性があることを知った学生たちは大慌てで自分たちが過去にやらかしたことをリカバリーすべく奮闘する。

主な登場人物

甲本拓馬(瑛太)
SF研究会メンバー。
柴田に想いを寄せている。
「今」を無くさないために中心となって動く。

柴田春華(上野樹里)
カメラクラブメンバー。
ライカの一眼レフカメラを愛用。
タイムトラベルに同行せず、SF研究会のタイムトラベルを見守る。

新美優(与座嘉集)
エアコンのリモコン故障の直接の原因になったSF研究会メンバー。
わりと問題児で面倒くさい。

小泉俊介(川岡大次郎)
SF研究会のムードメーカー。
口癖は「ミッションコンプリート」。

石松大悟(ムロツヨシ)
SF研究会メンバー。
タイムマシン出現後、「『昨日』から壊れる前のリモコンを取ってくる」という提案をした張本人。

みどころ

暑苦しい部員たち

わちゃわちゃ騒がしいSF研究会の学生たち。

バカっぽく暑苦しいけれど、ちょっとしたことで大騒ぎしたり、必死になれる姿は微笑ましくも感じます。
「タイムトラベル」をすんなり受け入れてしまうのも若さゆえなのでしょうか。

もう大騒ぎする気力も体力もない大人になってから観るからこその良さ。
涼しい顔で暑苦しい大学生を観るのが楽しいです。

マッシュルーム頭の男

エアコンのリモコンが壊れてSF研究会部員が大騒ぎしているところに突如現れたマッシュルーム頭の男。

この男が現れたからこそ「タイムトラベル」が始まります。
そして、最後の最後まで目を離してはいけないある意味重要人物です。

回収される伏線

観ているとわりと初めのほうから頭に「?」が浮かぶシーンが何度かあります。
それが後半になって「あーあれはそういうことだったのね」と徐々に解決されていきます。

モヤモヤしたところが残らないので観終わったあとはスッキリ。

最後に

暑苦しい青春時代を過ごした人、懐かしく楽しめる映画だと思います。

暑苦しい青春時代ではなかった人、ウザく感じるかもしれません。
でもまぶしいかもしれない。

まだこれから大学生という時間を迎えるかもしれない人、憧れを抱く時間になるかもしれません。
またはバカみたいと思うかもしれません。

暑い夏、暑苦しい人たち、ちょっと不思議な時間を楽しんでみてはいかがでしょう。


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『「切れない絆」をつくるたった1つの習慣』感想・人との絆はつくれるが、努力が必要


家族、友人、職場の人間関係、趣味や習い事などの人間関係などなど人との関わりはどこにでもあるものです。

その人たちとの絆について考えたことありますか?
その絆がどれだけ強いか、どれだけ続くか考えたことありますか?

絆をつくるのも、継続するのも、強くするのも意外とコツがいります。
といっても、簡単だけど多くの人がやっていないことを実践するだけです。

「切れない絆」をつくるたった1つの習慣
という本を読んだのでご紹介します。



こんな人におすすめ

①人間関係に悩んでいる人
②仲良くなりたい人がいる人
③一度壊れた絆をもう一度築きたい人

作品概要

作品名 「切れない絆」をつくるたった1つの習慣
作者名 上西 聰
出版社 青春出版社

みどころ

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絆をつくるためにやるべきこと

「絆をつくる=相手から信頼を得ること」です。
ではどうすれば信頼を得ることができるのでしょうか。

それは当たり前のことを当たり前にやることが大切なようです。

本書で紹介されている内容はとてもシンプルです。

例えば
ないがしろにしてしまいそうな小さな約束を守ること。
人に優しく接すること。
というようなものです。

1つ1つ見ていってもどれもすぐに実践できそうなものばかりでした。

絆を強くする、継続するためにやるべきこと

一度できた絆はずっと続くと思っていませんか?

本書を読んで感じたことは
少しの気遣いが絆を強め、少しの怠惰が絆を壊す
ということです。

時間をかけて築いてきたものでもなくなるのは一瞬ということもあります。
絆をつくる、継続するためには努力が必要なのです。

こちらもシンプルなすぐに実践できる内容が書かれています。

例えば
親しい間柄の人に程感謝を伝える。
プラスの感情は共有し、マイナスな感情は静かに受け止める。

自分がされて嬉しいことは相手にとっても嬉しいことなのです。
親しい間柄だからといってないがしろにしてしまいそうなこともありますが、ずっと続いていきたい関係であるのであれば気遣いを忘れてはいけません。

築いた絆が壊れるとき

絆を築くのは大変時間がかかります。
しかし、壊れるのはあっという間。

「切れない絆」は日々の努力なしではつくれません。

楽しい、嬉しい、悲しい、つらいなどの感情が生まれる原因の多くは人間です。
人間は感情の生き物ですから、ほんの少しの感情の違いが絆をつくることにも壊れることにもなるということにもなります。

ポジティブな感情を共有して絆が深まっていた人に対して、裏切るような行為、信頼を失うような行為をすれば簡単にその絆は壊れてしまうのです。

誠実な対応ができていないとき。
感謝の気持ちを言葉や行動で示せないとき。
相手をコントロールしようとするとき。

もし今、これからも仲良くいたいと思う人とすれ違っていると感じているなら、本書を読めば自分の言動、行動を見直すきっかけになります。

感想

あっという間に読める1冊でした。
1つの行動について2ページを使って解説しています。
具体的な例も多く書かれているので、とても分かりやすく、行動に移しやすいと思いました。


絆をつくる方法、継続する方法が多く紹介されていますが、全体的に納得のいく内容ばかりでした。
すぐにできるようなことだけど、意識しないと忘れてしまいがちなことを再確認できてよかったと思います。

ただ、一部「ここまでする必要があるのか」「ここまでしなければならない人との関係を絆というのか」と感じるところもありました。
「相手に見返りを求めない」と言いつつ表現は違いますが「相手に見返りを求められるようなこと」の実践を進めているところが理解できませんでした。
人によって受け止め方や解釈は違うと思いますが。

本書を読んでいて、人との関わりでは言葉がとても大切だと何度も感じました。

言葉で伝えること、どのような言葉を選ぶか。

本書では「こういうときこういう言葉をかけよう」という話や「感謝を伝えよう」や「プラスの言葉、マイナスの言葉」などについても書かれています。
選ぶ言葉1つでその場の雰囲気、人の気分も変わるのです。

何気なく話している言葉でも相手にどう届いているか考えなおすいいきっかけとなりました。


また、人に与えることができる人が人と絆を築ける人であることを忘れてはいけないなと感じました。
人に与えるというのは、自分の持っている力、人脈、知識を使って相手を助けるということです。

自分が持っているものは自分のために使いがちですが、人に対して自分の持っている力を使える人は信頼を得ることができるし、感謝、尊敬される人です。
絆を築きたい、大切にしたい相手に出し惜しみすることなく、使っていけるといいですね。

人との関係で人生は良くも悪くも変わります。
ちょっとしたことでいい方に変わるならやってみない手はないと思います。
できることすぐに始めてみませんか?



アニメ『ギャルと恐竜』感想・ギャルと恐竜は相性がいい!?


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アニメ『ギャルと恐竜』。
タイトルに惹かれて観てみました。


※ネタバレ含みます。お気をつけください※


あらすじ

酔った楓(ギャル)が拾ってきたのは恐竜。
恐竜とギャルの同居生活が始まる。

登場人物

恐竜
楓(ギャル)に拾われた恐竜。
楓の自宅に住みつく。
ラーメンが大好き。
ギャルのことが大好き。
話せないけど豊かな表情で喜怒哀楽を伝える。


恐竜を拾ったギャル。
何の疑問も抱かず恐竜を自宅に住まわす。
楽観的で優しい。

山田
楓の友だち。
楓の家によく来る。
恐竜に対して違和感なく接する。

翔太
楓の元カレ。
楓とよりを戻したい。
楓のことを相談したり、一緒にトランプしたり恐竜と仲良し。

先パイ
楓のバイト先の先輩。
大学生。
初めはギャルである楓を怖がっていたけれど、楓の気さくな性格のおかげで仲良くなる。

感想

1話24分くらいで、前半はアニメ、後半は実写となっています。
正直、各話後半の実写パートはよく意味が分かりません。
1~2話は見栄晴(おじさん)が恐竜と同居生活していて「おじさんと恐竜」、3話以降に楓(ギャル)が登場して「ギャルと恐竜」というどう理解していいかわからない状況です。
アニメと連動しているのかなと思えばそうでもないし、「?」ばかりが浮かんできます。

各話前半部分のアニメパートは楓(ギャル)と恐竜の同居生活というシュールな光景を見守るだけです。
「無」で観るタイプの作品で特別面白い要素があるわけではないけれど、独特な世界観を楽しめました。
楽観的で違和感があっても気にしない楓やその友だち、周りの人たちもほのぼのしていてほっこりしながら観ていられます。

最初のほうは楓の恐竜に対する優しさが見えることが多いのですが、7話では恐竜の楓に対して優しくしたいという気持ちが見えてきて愛おしさを感じました。
言葉は話せないけれど、表情で嬉しいや楽しいを伝えてきた恐竜が楓のことを心配し、何かしたいという気持ちが行動になった瞬間はその行動自体はズレているのですが温かみを感じます。

ギャルと恐竜という特殊な組み合わせから生み出される時間、空間が不思議でシュールで愉快な作品です。
何も考えず、ストーリーだけ追っていても温和な気持ちになれるので心が乱れそうなときにぜひご覧ください。


※※※現在7話まで放送されている『ギャルと恐竜』。8話以降は放送延期が決まっています。放送日時は未定。決まり次第、公式HP、Instagram、Twitterで告知されるとのこと。※※※




原作 ↓↓



映画『リトル・フォレスト 夏・秋』感想・田舎生活と「食」


リトル・フォレスト 夏・秋

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春夏秋冬の4部作のうちの夏編と秋編です。
好き嫌いが分かれそうな作品ですが、私は好きな映画でした。
ハラハラドキドキすることや次はどうなるの!?というワクワク感はありません。
そこにあるのは、自然に囲まれた田舎で生きる1人の女性の姿です。
終始穏やかに観ることができ、終わった後余韻が残ります。

※ネタバレ含みます。お気をつけください※



あらすじ

都会の生活に馴染めずふるさとである東北の小さな集落・小森に戻ってきたいち子。
スーパーやコンビニは近所になく、自ら育てた米や野菜や野山で採れる食材を使って毎日の食事を作り、自給自足の生活を送っている。
「食」と観点で田舎で生きるいち子の日常を描く。

みどころ

季節を感じる風景

映し出される田舎の風景映像がとても綺麗で癒されます。
夏は緑、秋は黄色といったところでしょうか。
木々や稲の色が鮮やかで季節の移ろいを感じることができます。

美味しそうな料理

ストーブの熱を利用したパン、甘酒、山で採ったグミの実のジャム、自家製野菜で作ったウスターソースやホールトマト、クルミご飯、イワナの南蛮漬けなどなど。
手間暇かけたて作られる料理がたくさん登場します。
お店で買えるものも買えないものも全部手作り。
田舎で暮らす人々の受け継がれた知恵や工夫、技術、そして新しいアイデアが詰まった料理は素朴でとても美味しそうです。

田舎生活の魅力と大変さ

都会暮らしの人が憧れる田舎でのスローライフ。
まさにその憧れの姿が描かれています。
自分で食べるものを自分で育て収穫。
野山にある自然の恵みを頂戴する。
そして自分の手で調理する。
毎日を丁寧に生きる。
自然と共存していく。
一方で気候に左右される収穫や作物のでき具合。
自然と共存する難しさも。

感想

セリフ少なく、主人公のナレーションでストーリーが進んでいくのが珍しいなと思いました。
主人公・いち子役を演じているのが橋本愛です。
落ち着いた声が映し出される自然の風景にマッチしています。
主人公のビジュアルが都会っ子ぽいのであまりハマり役ではないかなと思いましたが、麦わら帽子をかぶり、タオルを首に巻き田畑の仕事をしている姿にギャップを感じてそれはそれでよかったです。

田舎暮らしを知らない私にとってはほんの少しの期間だけ経験したい田舎生活が描かれていました。
自然に癒される、素朴で美味しそうな料理の数々、季節を感じる風景。

生きるために食べる。
食べるために食材を育てるまたは、野山で採るの繰り返し。
人間が生きていくための基本となる部分を再確認できる作品でした。




ドラマ『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』感想・試してみたいあの食べ方!


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料理の食べ方の違いにフォーカスしたグルメドラマ『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』。
2017年に放送されたドラマです。
食べ方にこだわりを持つ主人公が、他人との食べ方の違いに苦悩する様子がコミカルに描かれています。

※ネタバレ含ます。お気をつけください※


感想

主人公の田宮丸次郎がとても面倒くさい男でウザいのですが、ゆるーく笑えるドラマでした。
食べ方の違いは見ていて興味深く面白いです。
「こんな食べ方もあるんだ」と気づくこともあるし、「こういう理由で(自分とは違う)この食べ方なんだ」と納得することもあります。

あらすじ

付き合い始めて初めて一緒に迎えた朝。
次郎とみふゆは目玉焼きの食べ方でひと騒動。
次郎は食べ方に人一倍こだわりを持ち自分の食べ方以外を否定的にとらえることが多い。
目玉焼きの食べ方騒動でみふゆとの関係はぎくしゃくし、さらに他人の食べ方が気になり仕事にも影響が。
周りの人たちと自分の食べ方について悩んでいく中で、違いを責めるばかりではなく受け入れる方向に変化してく。

主な登場人物

田宮丸次郎(青柳翔)

主人公。
ゆるキャラのスーツアクター。
自分とは違う食べ方について否定的で受け入れることができない面倒くさい男。
最後のほうでは、「食べ方に決まりはない」と受け入れる姿勢も見せるシーンもあり少しずつ変化していく。

みふゆ(成海璃子)

次郎の恋人。
魑魅魍魎という漫才コンビのボケ担当。
食べ方の違いで次郎によく責められケンカする。
それでも次郎から気持ちが離れることはない。

近藤雄三(佐藤二朗)

次郎の勤務先の上司。
食べ方の違いに悩む次郎にアドバイスしたり、新たな食べ方を示したりする。
次郎のよき相談相手で優しく厳しい上司。

服部(大谷亮平)

次郎の親友。
食べ方の違いで感情的になっている次郎に冷静にアドバイスをする。
「食器洗いはクリエイティブじゃない」と言い自宅では極力食器を使わない又は汚さないように食事をする。

おすすめポイント

毎回美味しそうな食べ物が登場する

卵かけご飯から始まり、ショートケーキ、目玉焼き、カレーライス、納豆、ちらし寿司、焼き鳥、焼肉。
家だったり、お店だったりで気軽に食べらる料理をテーマに食べ方について議論しています。
観ていると食べたくなるものばかりです。

新しい食べ方を知ることができる

卵かけご飯の卵を先に溶いてからご飯にかけるか、ご飯の上に卵を割ってご飯ごと混ぜるか。
目玉焼きには何をかけるか。
納豆をどう食べるか。
自分にとって当たり前の食べ方以外の食べ方を知り、試してみたくなります。

第3話で納豆の食べ方について議論するシーンがあります。
いくつかの食べ方が出てくるのですが、近藤がご飯の周りに城壁のように海苔を敷き詰めて食べるの見てついつい食べたくなりました。

難しいことを考えず楽しめる

主人公の次郎は他人の食べ方を見て「おかしい」と責めたり、自分の食べ方との違いに悩んでいますが、ただただ「へーこうやって食べる人もいるのか」「この食べ方今度やってみようかな」と深く考えずに楽しむことができます。

美味しそうな料理を見るだけのグルメドラマより興味をかきたてられるグルメドラマです。

終わりに

食べ方の違いは、育った環境の違いでもあると思うのですが、大人になってから変わることもあるんですよね。

ドラマ内に登場した食べ方を変えた理由は「食器洗いが嫌だから汚したくない」「効率が悪い(食べにくい)」「(カレーライスの)白いご飯は逃げ場」など。
最低限のテーブルマナーを守り、一緒に食事るする相手に不快な思いをさせなければ、美味しく食べられる食べ方が一番ですよね。
1つの食べ方に固執する必要はないし、相手が自分と違うからと言って責める必要もありません。
楽しい時間を共有できる食事がいいですね。

自分と他人の食べ方の違いが気になって仕方ない次郎は食事という時間を楽しく過ごせるようになるのか!?
ちなみにドラマは全6話なので多少消化不良で終わります。


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