ドラマ『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』感想・試してみたいあの食べ方!


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料理の食べ方の違いにフォーカスしたグルメドラマ『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』。
2017年に放送されたドラマです。
食べ方にこだわりを持つ主人公が、他人との食べ方の違いに苦悩する様子がコミカルに描かれています。

※ネタバレ含ます。お気をつけください※


感想

主人公の田宮丸次郎がとても面倒くさい男でウザいのですが、ゆるーく笑えるドラマでした。
食べ方の違いは見ていて興味深く面白いです。
「こんな食べ方もあるんだ」と気づくこともあるし、「こういう理由で(自分とは違う)この食べ方なんだ」と納得することもあります。

あらすじ

付き合い始めて初めて一緒に迎えた朝。
次郎とみふゆは目玉焼きの食べ方でひと騒動。
次郎は食べ方に人一倍こだわりを持ち自分の食べ方以外を否定的にとらえることが多い。
目玉焼きの食べ方騒動でみふゆとの関係はぎくしゃくし、さらに他人の食べ方が気になり仕事にも影響が。
周りの人たちと自分の食べ方について悩んでいく中で、違いを責めるばかりではなく受け入れる方向に変化してく。

主な登場人物

田宮丸次郎(青柳翔)

主人公。
ゆるキャラのスーツアクター。
自分とは違う食べ方について否定的で受け入れることができない面倒くさい男。
最後のほうでは、「食べ方に決まりはない」と受け入れる姿勢も見せるシーンもあり少しずつ変化していく。

みふゆ(成海璃子)

次郎の恋人。
魑魅魍魎という漫才コンビのボケ担当。
食べ方の違いで次郎によく責められケンカする。
それでも次郎から気持ちが離れることはない。

近藤雄三(佐藤二朗)

次郎の勤務先の上司。
食べ方の違いに悩む次郎にアドバイスしたり、新たな食べ方を示したりする。
次郎のよき相談相手で優しく厳しい上司。

服部(大谷亮平)

次郎の親友。
食べ方の違いで感情的になっている次郎に冷静にアドバイスをする。
「食器洗いはクリエイティブじゃない」と言い自宅では極力食器を使わない又は汚さないように食事をする。

おすすめポイント

毎回美味しそうな食べ物が登場する

卵かけご飯から始まり、ショートケーキ、目玉焼き、カレーライス、納豆、ちらし寿司、焼き鳥、焼肉。
家だったり、お店だったりで気軽に食べらる料理をテーマに食べ方について議論しています。
観ていると食べたくなるものばかりです。

新しい食べ方を知ることができる

卵かけご飯の卵を先に溶いてからご飯にかけるか、ご飯の上に卵を割ってご飯ごと混ぜるか。
目玉焼きには何をかけるか。
納豆をどう食べるか。
自分にとって当たり前の食べ方以外の食べ方を知り、試してみたくなります。

第3話で納豆の食べ方について議論するシーンがあります。
いくつかの食べ方が出てくるのですが、近藤がご飯の周りに城壁のように海苔を敷き詰めて食べるの見てついつい食べたくなりました。

難しいことを考えず楽しめる

主人公の次郎は他人の食べ方を見て「おかしい」と責めたり、自分の食べ方との違いに悩んでいますが、ただただ「へーこうやって食べる人もいるのか」「この食べ方今度やってみようかな」と深く考えずに楽しむことができます。

美味しそうな料理を見るだけのグルメドラマより興味をかきたてられるグルメドラマです。

終わりに

食べ方の違いは、育った環境の違いでもあると思うのですが、大人になってから変わることもあるんですよね。

ドラマ内に登場した食べ方を変えた理由は「食器洗いが嫌だから汚したくない」「効率が悪い(食べにくい)」「(カレーライスの)白いご飯は逃げ場」など。
最低限のテーブルマナーを守り、一緒に食事るする相手に不快な思いをさせなければ、美味しく食べられる食べ方が一番ですよね。
1つの食べ方に固執する必要はないし、相手が自分と違うからと言って責める必要もありません。
楽しい時間を共有できる食事がいいですね。

自分と他人の食べ方の違いが気になって仕方ない次郎は食事という時間を楽しく過ごせるようになるのか!?
ちなみにドラマは全6話なので多少消化不良で終わります。


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