ロンリーガールに逆らえない(1)クスっと笑える青春ラブコメ学生百合漫画

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青春時代のドキドキ感やときめき、好意を持つ相手に素直になれない感をふと思い出して懐かしく感じることがあります。大人になっていくうちに徐々にあの頃のような感覚は少なくなってしまうけど、忘れたくないなって思います。

※ネタバレ含みますのでお気をつけください※


こんな人におすすめ

・青春ラブコメが好きな方
・優等生×問題児という正反対な2人の関係が好きな方
・ヘタレ女子高生にが好きな方

作品概要

作品名:ロンリーガールに逆らえない(1)
作者:樫風
出版社:一迅社

あらすじ

文武両道な優等生の桜井彩花は本番に弱く高校受験に失敗。
滑り止めの高校に行くことに。大学受験こそは失敗できないと考えていると担任の江川先生から「不登校の生徒を学校に連れてくることができたら、望む進学先を推薦してあげる」と言われ、不登校生徒を説得することを約束する。しかし、肝心の不登校生徒である本田空にその説得が取引であることがバレてしまう。そして、空は突然「キスさせて」と言い、彩花にキスをする。さらに、毎日1つお願いごとを聞いてくれたら学校に来ると約束する。

おすすめ見どころポイント3選

①毎日のお願いごと

担任の江川先生と桜井彩花の秘密の約束を知った日から本田空の1日1つのお願いごとが始まります。どんなお願いごとが繰り出されるのかはもちろん、そこに付随する部分(どうしてそのお願いごとにしたのかやそのお願いごとからの展開)も注目して見てほしいです。

②クールな雰囲気なのに積極的な本田空

最初のお願いごとの「キスさせて」からもわかるように問題児・本田空は積極的な女の子。お願いごとはもちろんそのほかの場面でも桜井さんのことをドキドキさせたり、からかったり。本田さんはおとなしそうなクールビューティーというイメージをクラスメイトに持たれているけれど、桜井さんの前では甘える姿も見せます。そのギャップがとても愛らしいです。

③優等生と問題児

桜井さんは学級委員を務める優等生、本田さんは問題児で本田さんが普通に学校に来ていれば仲良くなることはなかったはず。本田さんが問題児で、桜井さんが学級委員かつ本番に弱い優等生だったために2人のつながりができました。こういう場合の展開は予想できそうですが、案の定、桜井さんは本田さんに振り回されます。弱みを握られているっていうこともありますが。桜井さんがヘタレだからっていうのもありますが。 桜井さんの翻弄されっぷりも素晴らしいです。

個人的感想など

高校生らしいキャッキャしたところも多々ある作品です。笑える要素も多く、あまり何も考えずに桜井さん、本田さんのやりとりを楽しめました。あまり表情が変わらない本田さんの赤面する顔が恋する女の子でとても可愛らしいです。
好意を持つ相手をからかったり、いざという時助けたり少女漫画ぽさを感じました。性別が違うだけ。
気軽に読める百合作品です。


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